ゲイの彼氏の作り方|出会いから交際まで進める手順

出会いの手段を選び、実際に何人かとやり取りをしてみた。それでも交際に至らない、あるいは始まってもすぐ終わってしまう。この段階でつまずく人は少なくありません。

このガイドでは、出会ってから関係が続くまでの間に起きることを扱います。会話術のような小手先の話ではなく、どこで前提がずれるのか、その前提をいつ確認するのかが中心です。

なお、ここに書かれていることは唯一の正解ではありません。関係の作り方は人によって違います。判断するための材料として読んでください。

出会えることと、続くことは別の問題

アプリで相手を見つけることと、その人と関係を続けることは、必要になる条件がまったく違います。

段階うまくいくかを決めるもの
出会う使っている手段が自分の条件に合っているか、母数があるか
やり取りが続く会話のペースが合うか、目的がずれていないか
会う実際の印象がやり取りと大きく違わないか
関係が続く関係の前提をすり合わせられているか

「彼氏ができない」という悩みは、実際にはこの4段階のどこかで止まっています。どこで止まっているかによって、やるべきことは変わります。出会いの段階で止まっているなら、手段の選び方の問題です。その場合はゲイの出会い方 基礎ガイドのほうが役に立ちます。

やり取りの段階で確認しておきたいこと

メッセージのやり取りは、会う前の相性確認の時間です。ここを飛ばすと、会ったあとで前提のずれが発覚します。

相手が何を求めているか

交際相手を探しているのか、友人からなのか、その日限りの相手なのか。プロフィールに書かれていても、実際の意図と違うことはあります。

直接聞くのが早い場面です。「どういう関係を探しているか」を尋ねることは、失礼にはあたりません。聞きにくいと感じて後回しにすると、確認する機会がないまま会うことになります。

会話のペースが合うか

返信の速さ、1通あたりの長さ、やり取りの頻度。ここが大きく違うと、交際が始まってからも同じ形ですれ違います。

相手に合わせて無理にペースを上げると、その状態を維持できなくなったときに関係が崩れます。最初から自分のペースで返すほうが、結果的に長く続きます。

通話をはさむかどうか

会う前に一度話しておくと、文字では分からない部分が見えます。声のトーン、話す速さ、会話が続くかどうか。判断材料としては大きいものです。

ただし、通話を避ける人もいます。断られたこと自体を消極的なサインと受け取る必要はありません。声を出せる環境にない、身元につながる情報を出したくないなど、理由はさまざまです。

初対面の組み立て方

初回は「相性を確かめる場」であって、関係を決める場ではありません。そのつもりで組むほうが、お互いに負担が軽くなります。

  • 短く区切る:1〜2時間程度。終了時刻を先に決めておくと、合わないときに切り上げやすくなります
  • 人の多い場所を選ぶ:カフェや飲食店など。初回から個室や自宅を選ばない
  • 次の予定を入れておく:延長しづらい状況を作っておくと、判断に迷わずに済みます

会ってみて合わないと感じた場合、その場で無理に取り繕う必要はありません。後日あらためて連絡し、続けない意思を伝えるほうが、双方にとって負担が少なくなります。

先にすり合わせておくこと

関係が続きそうだと感じた段階で、話しておいたほうがよいことがあります。あとから食い違うと修復しにくい部分です。

1. 誰に話していいか

二人の関係を、どこまでの範囲に伝えてよいか。片方が友人に話していて、もう片方は誰にも言っていない、という状態は珍しくありません。

相手の状況を勝手に判断せず、確認してください。本人の同意なく性的指向を第三者に伝える行為はアウティングにあたります。悪意がなくても起こりうる点が、この問題の難しいところです。

2. 写真とSNSの扱い

二人で撮った写真を投稿してよいか、相手が写り込む形で載せてよいか。SNSのアカウントを相互にフォローするかどうかも含みます。

公開範囲を限定していても、フォロー関係から人間関係が推測されることがあります。片方が慎重な場合は、慎重なほうに合わせるのが無難です。

3. 関係の呼び方と排他性

付き合っているという認識を共有しているか。他の人とも会う関係なのか、そうでないのか。アプリを消すかどうかも、この話に含まれます。

言わなくても伝わっているだろうと考えるのが、最もずれやすい部分です。言葉にして確認したほうが確実です。

4. 会う頻度と距離

ゲイ向けアプリは都市部にユーザーが集中しやすく、地方在住の場合は相手が遠方になることがあります。移動の時間と費用をどちらがどれだけ負担するかは、早い段階で話しておくほうがよい項目です。

会う頻度の希望も、人によって幅があります。週に一度が当然という人と、月に一度で十分という人が組めば、どちらかが不満を抱えます。

すり合わせは一度で終わらない
状況が変われば、前提も変わります。最初に決めたことを固定するのではなく、折を見て確認し直すほうが現実的です。

付き合うまでの期間に決まりはない

「何回会ったら告白するか」という基準を探す人は多いのですが、これに一般的な正解はありません。関係の進み方は、会う頻度や物理的な距離によって大きく変わります。

週に一度会える距離にいる場合と、月に一度しか会えない場合では、同じ回数でも経過している時間がまったく違います。回数ではなく、お互いの前提が確認できているかどうかで判断するほうが実態に合います

また、明確な告白をせずに関係が始まることもあります。その場合、どこからが交際なのかが曖昧なままになりやすいため、どこかの時点で言葉にしておくと後が楽になります。

うまくいかないときに見直す3つの点

見直し1:使っているサービスと目的が合っているか

交際相手を探しているのに、その日のうちに会うことを前提とした設計のアプリを使っている。この組み合わせでは、噛み合う相手に出会う確率が下がります。

サービスごとの設計の違いはゲイ向けマッチングアプリの選び方で整理しています。同じ努力をするなら、噛み合う場所でしたほうが結果が出ます。

見直し2:プロフィールに目的が書かれているか

求めている関係が書かれていないと、相手は判断できません。結果として、目的の違う相手からの連絡が増えます。

短くて構いません。「交際相手を探しています」「まずは友人から」と一行あるだけで、届く相手の質が変わります。

見直し3:判断を急いでいないか

一度うまくいかないと、次はもっと早く決めようとしがちです。しかし、前提の確認を飛ばすほど、あとでずれが出る確率は上がります。

住んでいる地域の母数によって、進むペースは大きく変わります。数か月で結果が出ないこと自体は、珍しいことではありません。

周囲との関係をどう扱うか

関係が続くと、家族や職場、友人との関係をどうするかという問題が出てきます。ここには一般的な正解がありません。

伝えるかどうか、誰に伝えるか、いつ伝えるか。これらはすべて本人が決めることであり、交際しているから伝えるべきだというものではありません。伝えないまま長く続いている関係もあります。

ひとつだけ確かなのは、相手の状況を自分の判断で第三者に伝えてはいけないということです。自分が伝えることを決めた場合でも、相手のことをどこまで含めるかは、必ず本人と話し合ってください。

関係が長期化した場合の制度面の話は、このサイトでは扱っていません。お住まいの自治体の窓口や、専門の相談機関にご確認ください。

よくある質問

何回くらい会ってから交際を申し込むのが普通ですか?

一般的な基準はありません。会える頻度や距離によって、同じ回数でも経過する時間がまったく違うためです。回数を基準にするより、関係の前提(どういう関係を求めているか、他の人とも会うのか、周囲にどこまで話すか)が確認できているかで判断するほうが実態に合います。

何人かと会っていますが、交際まで進みません

4つの段階(出会う・やり取りが続く・会う・関係が続く)のどこで止まっているかを確認してみてください。会うところまでは進んでいるなら、出会いの手段の問題ではなく、前提のすり合わせが飛んでいる可能性があります。逆に、やり取りが続かない段階で止まっているなら、使っているサービスの設計と目的が合っていないことが考えられます。

相手がまだ誰にもカミングアウトしていません。付き合えますか?

問題なく続いている関係は多くあります。ただし、写真の扱い、SNSでのつながり方、共通の知人への説明の仕方など、決めておくことは増えます。慎重なほうに合わせる形で進めると、後からのトラブルが減ります。相手の状況を自分の判断で第三者に伝えることは、どんな場合でも避けてください。

遠距離になりそうです。続けられますか?

地方在住の場合、相手が遠方になることは珍しくありません。続くかどうかは距離そのものより、移動の負担をどう分担するか、会えない期間の連絡の頻度をどうするかを話し合えているかによります。どちらか一方が移動と費用を負担し続ける形は、長くは持ちにくい構造です。

交際が始まったら、アプリは消すべきですか?

これも決まりはなく、二人の間で確認する項目です。当然消すものだと考えている人と、そうでない人がいます。片方が消して片方が残していると、それ自体が不信の原因になります。関係の呼び方を決めるタイミングで、あわせて話しておくとよい部分です。

次に読むページ

記載内容の誤りや、情報が古くなっている箇所にお気づきの際は、ご連絡フォームからお知らせください。